世界三大料理の秘密|トルコ、中華、フランス料理の意外な共通点
世界三大料理
・世界三大料理の秘密|トルコ、中華、フランス料理の意外な共通点
・世界三大料理の理由は、宮廷料理、他国の料理への影響、主要文化圏の代表であるため。
トルコ料理
・トルコのトルコ民族の郷土料理。
・中央アジアの食文化である羊を中心とした肉料理。
・ヨーグルトやナッツ類を料理として使う。
・黒海、地中海などの海産物を利用する。
・冷菜には地中海周辺で取れるオリーブ・オイルを使用する。
・温菜にはバターが好まれる。
・アラビア周辺から広がった小麦粉とアジアの主食である米の両方を使う。
トルコ料理は、なぜ三大料理に入っているか
・オスマントルコ帝国は、14世紀から20世紀初頭まで地中海一帯に勢力をふるっていた。
・その際に周辺のアラブ、ギリシア、東ヨーロッパの食文化を広く取り入れ、また広く拡散した。
・シルクロードにより、アジアからヨーロッパまでの香辛料や調理法が集積され、豊かなバリエーションを持つ料理になった。
・トルコはイスラム教信者が多いため、豚肉はほとんど使われないが、牛羊鶏をはじめ、魚介類、豆類など多くの食材を使う。
・主要文化圏として、西洋、東洋、イスラム圏(アフリカ、アラブ含む)が挙げられる。
【参考:トルコ料理はなぜ入ってるの?世界三大料理の特徴や食材を紹介】
中華料理
・中華人民共和国(中国)をはじめとする中華圏で食べられてきた料理。
・1880年代ごろには、支那料理と呼ばれた。
・中国歴代王朝で漢民族に同化・支配された諸民族、もしくは漢民族を支配した異民族は料理の豊富さをさらに進めた。
・野菜は、食用となる植物ほぼ全てが使われる。
・食肉は、豚、牛、羊、山羊のほか鳥類(鶏、家鴨、鴨、鵝(がちょう))などが使われる。
・魚介類は、海に面する広東省、福建省、山東省などを除いて、淡水魚をメインとする地域が多い。
・「広東人は二足なら親以外、四足なら机と椅子以外、走るものなら自動車以外、泳ぐものなら潜水艦以外、空を飛ぶものなら飛行機以外なんでも食ってしまう」
フランス料理
・フランスで発祥した食文化および調理技術。
・2010年、ユネスコの無形文化遺産に登録。
・18世紀末に勃発したフランス革命がおこり、宮廷内での職を失った料理人たちが多数流出し、ギルド制度の消滅によって商業活動に対する規制も撤廃された。宮廷出身の料理人たちが街角で自由に店を開けるようになった。
・肉類は、牛肉、豚肉、鶏肉、鴨、ウサギ、鹿なども使われる。
・魚介類は、鯛、ヒラメ、イワシ、オマールエビ、ムール貝、牡蠣などが使われる。
・生クリームやバターなどの乳製品が好んで使われる。
・フレッシュなチーズからハードタイプ、白カビ、青カビなど、料理によく使われる。
ミシュランガイド
・ミシュランガイド
・ミシュランガイド(英: the Michelin Guide、仏: le Guide Michelin[ギッド・ミシュラン])は、フランスのタイヤメーカー・ミシュランにより出版される、さまざまなガイドブックの総称。
・代表的なものは、レストランの評価を星の数で表すレストラン・ホテルガイド。装丁が赤色であることからレッド・ミシュランと通称されている。
・日米欧各国にさまざまな地域版があり、合計で年間約100万部が販売されている。近年ヨーロッパにおける本書の影響力は低下しており、代わってアメリカ合衆国や日本といった新市場に積極的に展開している。
・1つ星:その分野で特に美味しい料理
・2つ星:きわめて美味であり遠回りをしてでも訪れる価値がある料理
・3つ星:それを味わうために旅行する価値がある卓越した料理
世界五大料理…諸説有り
日本料理、フランス料理、イタリア料理、スペイン料理、中国料理|事典
・日本料理、フランス料理、イタリア料理、スペイン料理、中華料理の世界五大料理の基本から専門知識、特殊な食材まで幅広く立項した事典。
・著者の服部幸應(はっとりゆきお)は、料理評論家、学校法人服部学園理事長、料理の鉄人解説者。
・注)事典では、中国料理を使用している。
日本料理、フランス料理、イタリア料理、スペイン料理、中華料理|特徴
・日本料理:うま味、だし、醤油などの伝統的な調味料を使用
・フランス料理:ソース、バター、クリームを使用
・イタリア料理:トマト、バジル、オリーブオイルなどの地中海料理の食材を使用
・スペイン料理:オリーブオイル、ニンニク、サフランなどのスパイスを使用
・中華料理:広東、上海、北京、四川料理とあり、世界各地の食材や調味料も積極的に取り入れて消化し応用
世界五大料理の諸説
・インド料理が入る。
・韓国料理が入る。
・ペルー料理が入る。
・フランス料理、トルコ料理、イタリア料理、中華料理、ペルー料理が世界五大料理の諸説。
・フランス料理、トルコ料理、イタリア料理、中華料理、日本料理が世界五大料理の諸説。
ペルー料理
・旅行業界のアカデミー賞とされるワールド・トラベル・アワードの「世界で最も美食を楽しめる国」部門で、11年間連続で1位の座をキープしている美食大国。
・首都リマにある『セントラル』は、「世界のベストレストラン50」で、2023年度1位。
・海岸地帯では白身魚、イカ、エビなどを中心とした魚介類、山岳地帯は肉とジャガイモやトウモロコシなどの野菜、ジャングル地帯ではナマズをはじめとした淡水魚とバナナやキャッサバをよく食べる。
・多様性のある気候から、ペルーで育たない野菜や果物は存在しないと言われている。
・明先住民のインカ帝国時代からの伝統料理に、ペルーを征服したスペイン料理が交わり、アフリカから連れて来られた奴隷達のアフリカ料理、イタリア、中国そして日本からの移民達が持ち込んだ食文化の影響を大きく受けた。
【参考:ペルー情報 ペルー料理のすすめ】
インド料理
・インド料理は、民族や宗教によって料理も変化し、その食文化はきわめて多様で、スパイスを多く用い、乳製品や油脂も多用される。
・ターメリック(ウコン)やクミン、コショウなどのこうしん料を使って作るスープと煮込み料理、油で炒めたおかずがある。日本のカレーと違う。
・北部は小麦(ナーン、ナン)、南部は米(インディカ米)が中心。
【参考:株式会社明治|世界の食と文化|インド共和国】
イタリア料理
・紀元前の古代ローマ帝国から、ヨーロッパ各地に影響が広がった。
・1533年、フィレンツェのメディチ家のカテリーナ(後のカトリーヌ・ド・メディシス)がフランスのアンリ2世に嫁いでパリに移り住む際、大勢のイタリア人料理人や香料師を連れて、イタリア料理や氷菓、ナイフやフォークの使用といったものをフランスに持ち込み、フランス料理を発展させた。
・トマトやオリーブオイルを使用。
・「パスタ」は、小麦などで作るめん類で、スパゲッティなどのロングパスタや、ペンネ、マカロニなどのショートパスタなど700種類近くある。
・「ナポリ風ピッツァ」は、ふちが厚くてもっちりした生地にトマトソースとモッツァレラチーズ、バジルとシンプルな具材が特徴。
・「ローマ風ピッツァ」は、うすいパリパリした生地に色々な具材が特徴。
【参考:株式会社明治|世界の食と文化|イタリア共和国】
スペイン料理
・711~1492年にイスラム王朝による支配が続き、1479年にカスティーリャ王国とアラゴン王国が合併し、スペイン王国となり、コロンブスによる新大陸発見を機に、スペインは海外に勢力を広げていった。アフリカやインド洋、南米各地に植民地を建設し、「太陽のしずまぬ帝国ていこく」と呼ばれた。
・オリーブオイルの生産量は世界一。料理に使う油だけでなく、コクを出す調味料としての役割もある。
・にんにく、トマト、玉ねぎがよく使われる。
・調味料にパプリカパウダーがある。
・「トルティーヤ」は、卵にじゃがいもを入れて作るのが定番。
・お米を使う「パエリア」は、スペインでは鶏肉やいんげん豆などでシンプルに仕上げたり、きのこなど山の幸を入れる。
【参考:株式会社明治|世界の食と文化|スペイン王国】
韓国料理
・1392~1910年の「朝鮮時代」は、韓国宮中文化の絶頂期。宮廷料理の文化の流れからテーブルにのり切らないくらいのいろいろなおかずをみんなで食べる韓定食がある。
・「キムチ」は、塩漬けした白菜や大根などの野菜を「ヤンニョム」という調味料と一緒に漬け込んで作る辛い漬物。
・「チヂミ」は、小麦粉と米粉を混まぜた粉と水と卵たまごに玉ねぎやにら、にんじん、イカ、カキなどの具を入れて焼く料理。
・「トッポッキ」は、うるち米のお餅をたれと一緒に甘辛く煮込んだ料理。
・「ビビンバ」は、ご飯にナムル(もやしや山菜をごま油であえた物)と肉や卵を載せて、とうがらしの入った調味料などとよく混まぜて食べる。
・関連記事:豆知識|食べ物の用語、部位、種類
【参考:株式会社明治|世界の食と文化|韓国料理】
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