シャンポン待ち
・漢字で「双碰待ち」。
・テンパイ時に面子が3つ完成していて、残りの牌で対子が二組できている状態。
・対子のどちらかと同じ牌が取得できれば、片方が刻子で、もう片方が雀頭になる。
・上図なら、「八萬」、「八索」待ちになる。
・「シャンポン待ち」は、別名「シャボ待ち」、「しゃぼ待ち」、「バッタ待ち」、「ばった待ち」とも言う。
ノーチャンスが信用できない
「六萬」対子切りリーチ 【捨牌A】
リーチ
「六萬」が4枚見えて、「八萬」がノーチャンス 【手牌B】
自分の手牌Bで、「六萬」が4枚見えている。
両面待ちの「五萬-八萬」待ちは無い。
「六萬」が壁で、「八萬」がノーチャンスになっている。
「八萬」を切ると、当たる場合が多い。
「六萬、八索」のシャンポン待ちリーチ 【手牌C】
相手の手牌Cで、「八萬、八索」のシャンポン待ちに当たる場合が多い。
シャンポン待ちになる理由
平和を目指して、「六萬」切り 【手牌D】、【捨牌E】
切り
平和を目指して、「六萬」切り。
シャンポン待ちになるなら、外側の待ちが和了りやすいので、
内側の「六萬」切り。
安全牌の「北」をツモで、ツモ切 【手牌F】
切り
安全牌の「北」をツモ。
「六萬」や「八萬」を切るのはロスが大きい。
安全牌の「北」を切る。
「六筒」をツモり、聴牌し「六萬」切り 【手牌G】、【捨牌A】
ツモ 切りリーチ
リーチ
その後、「六筒」をツモり、聴牌し「六萬」切りリーチ。
捨牌が、【捨牌A】のとおりになる。
「八萬、八索」のシャンポン待ちになる。
シャンポン待ちを警戒する捨牌 【捨牌A】
リーチ
この【捨牌A】で、リーチした時まで、対子落としの「六萬」を引っ張る状況なら、
警戒しなければならない。
リーチ時まで、対子落としの「六萬」が面子候補で必要であるため。
上記のとおり、「八萬」のシャンポン待ちがあるので、
ノーチャンスでも「八萬」は危険になる。
シャンポン待ちを警戒しなくてもよい捨牌 【捨牌H】
リーチ
この【捨牌H】で、「六萬」対子落としだが、リーチ時まで「六萬」を引っ張っていない。
「六萬」が面子候補でないため、安全牌の「北」切りでリーチしている。
したがって、リーチ前に対子落としを終了している場合、
ノーチャンスの「八萬」が当たる可能性は少ない。警戒しなくてよい。
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