迷彩、先切りについて
迷彩、先切り|メリット
切り
・「二索」ではなく、「三萬」を先切りするのが、迷彩である。
・一昔前では、迷彩でロン和了を期待する手段で流行していた。
・早い巡目で切られた外側の牌の待ちはまずない、と言う理由で、ロン和了しやすいメリットがあると考えられていた。
・ツモは1回チャンスがあるが、ロン和了は3回チャンスがあるので、迷彩は有利と考えられていた。
迷彩、先切り|デメリット
切り
・最近では、牌効率重視で先制リーチが有利と言われており、「三萬」は聴牌ぎりぎりまで持っておくのが流行。
・[三萬」切りならば、「三萬暗刻」、「七萬暗刻」を拒否するため、牌効率は悪い。
・したがって、「三萬」ではなく、「二索」を切るのが、流行している。
迷彩切りの復権、先切りの見直し
迷彩、先切りは、最近では少数派であるため、狙い目。
切り
【捨牌例】
・「三萬」を先切りしているので、外側の「一萬」、「二萬」は割と安心して切られる傾向にある。確かに狙い目である。
・ただし、「三萬暗刻」、「七萬暗刻」を拒否するため、牌効率は悪い。
迷彩、先切りのデメリットが少なく、メリットが多い場合
切り
・「三萬」が場に捨てられたり、「三萬」をツモる可能性が少なくなり、「三萬」切りのデメリットが少なくなる。
・萬子の一色手を狙う他家があり、「三萬」が使われている場合、「三萬」をツモる可能性が少なくなり、「三萬」切りのデメリットが少なくなる。
・また、萬子の一色手を狙う他家がある場合、早めに切ると「三萬」を鳴かれたり、和了される可能性が少なくなるメリットがある。
・「三萬」が場に出たり、一色手で使われていると推定するならば、萬子一色手を狙う他家を除き、「三萬」関連面子が構成されにくいとされて、「三萬」関連面子が捨てられる。そのため、将来的に「三萬」周辺を使えない他家は、待ち候補の「一萬ー四萬」待ちを捨てて和了されるか、ベタ降りになる。
・なお、先切りすることで、安全牌を持つことができ、守備力が上がる。
・以上の場合は、迷彩を行う価値が高くなり、牌効率より優先できると言える。たまに迷彩を織り交ぜることにより、他家が必要以上に警戒してくれるメリットがある。